Factory

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縫製工場のご紹介

マールトウキョウの商品を企画する女子大生が、お世話になっている国内メーカーの方々をご紹介します。

エイ・アイ プランニング

東京都 江東区
1ミリのずれも妥協しない。一針一針大切にします。
株式会社エイ・アイ プランニング 専務取締役の新井仁士さん
株式会社エイ・アイ プランニング 専務取締役の新井仁士さん
日本のものづくりの現状

「国内アパレルの価値は安くみられすぎている」と、エイ・アイ プランニングの専務取締役である新井さんは語られました。完璧な縫製技術を有するようになるまでに10年ほどかかるようであり、そこに至るまでに国内アパレルメーカーの職人の方たちは、苦労して、しっかりと技術を身に付けられるようです。ファストファッションが主流となった今、若者の間でメイドインジャパンに目を向けている人はそう多くはない、それでも一人でも多くの若者によりよい服を手に取ってもらい実際に体験してもらいたいという想いから、本企画であるマールトウキョウとのコラボレーションをして頂きました。

日本のものづくりの現状
時代に合わせたものづくり

エイ・アイ プランニングは創業から現在に至るまで、時代と共に歩みを進めて来られました。最初はミシン一つで始まった和裁も、時代に合わせ洋裁へと変化し、最近ではコロナ禍の影響で需要が高まったマスクや、防護服などの生産にも取り組んでいるそうです。マスクは、抗菌のダブルガーゼや細密なフィルターを重ね、さらには肌ざわりの優しいオーガニックコットンを使用した高機能なものとなっており、ここにもエイ・アイ プランニングのこだわりを追求する誠実な姿勢が伺えます。

日本のものづくりの現状
ものづくりを追求していく

将来の夢は「日本製をもっと世の中に普及させること」その夢をかなえるためエイ・アイ プランニングでは良品質かつ、他ではできないモノづくりを追求し続けています。高級品や機械化できない精密なデザインの服を縫う為に、従業員の個々の技術力を高めていくのに加え、短サイクルや小ロット生産にも対応し、様々なニーズに応えるため努められています。また、近年は衣服が大量に廃棄され、使い捨て同然に消費されている時代です。そのため、着る人がきちんと愛着を持ち、出来るだけ長く服を着てもらえるように「一人のお客様に一着の洋服」という想いを胸に日々モノづくりに取り組まれています。

日本のものづくりの現状
エイ・アイ プランニングの商品

  • 肩スリット⼊りウエスト切替フリルブラウス(セットアップ対応)
    NEW肩スリット⼊りウエスト切替フリルブラウス(セットアップ対応)

  • バックスリットタイトスカー(セットアップ対応)
    NEWバックスリットタイトスカート(セットアップ対応)

  • スリットビスチェ⾵ワンピース
    NEWスリットビスチェ⾵ワンピース

  • シアーケープ
    NEWシアーケープ

  • タフタフレアスカート
    NEWタフタフレアスカート

  • フィブリルキュプラマーメイドスカート
    NEWフィブリルキュプラマーメイドスカート

  • オーガンジー3wayボウタイブラウス
    オーガンジー3wayボウタイブラウス

  • スリットサテン マーメイド
    スリットサテン マーメイド

  • キャミソールワンピース
    キャミソールワンピース
株式会社エイ・アイプランニング
1962年設立
〒136-0072東京都江東区大島7-4-14

公式サイト

サンウェル

本社:大阪府大阪市中央区
東京本部:東京都渋谷区

株式会社サンウェルは、テキスタイルからアパレル、リテールまで一貫して担い、消費者を見据えたファッションビジネスを展開する繊維ファッション総合商社です。取り扱う製品は衣料及び資材用テキスタイル全般、レディース・メンズ・こどものアパレル製品、インテリア雑貨製品などと幅広い領域にて活動をしています。また、同社は、アパレルDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みを強化されており、3Dソリューション「CLO」を導入し、社内に3Dモデリストを育成されています。また、昨夏には米デジタル生地プラットフォーム「swatchbook」にも参加。サンウェルがストックする生地のうち、売れ筋やトレンド、サステナブル品を中心に、約200マークをデジタルデータ化し、CLOに取り込み、3Dモデリングにて生地から製品まで一貫対応するOEMを強化されています。同社ではサステナブルを意識した取り組みとして、例えば、サステナブルなテキスタイル開発や幾度となく続くサンプル生産工程の削減のために3Dモデリングを使用するなど、アパレル業界が抱える環境への課題に対して、いち早くから取り組み、新たな価値を持たせた商品の提供をしています。

株式会社サンウェル
3Dモデリングを用いた打ち合わせ風景

同社はファッション業界が抱えるサステナブル課題について、次世代を担う学生と共有するためにも、マールトウキョウとのコラボレーションを実現して下さいました。アパレル業界のデジタル化を加速するなら「デジタルに抵抗がなく、そして今後ファッション業界にて活躍する学生との取り組みを強めたい」と考えられ、マールトウキョウとのコラボレーションをご提案頂きました。
マールトウキョウ2023年春夏コレクションの協業でも、ペットボトルを再利用したポリエステル繊維を使用したアイテムを共同企画し、3Dモデリングを用いてデジタルサンプルを作成して頂くことが出来ました。従来型の服作りでは、何度もサンプル製作を行うことで、「時間」「コスト」「使用生地の負担」がかかるわけですが、デジタルサンプルを作成することで、とても効率的、効果的、そして利便性ある形でより良いものが出来ていくことを感じることができました。同社は、こうした取り組みを続けていくことでアパレル業界が抱える課題を一つずつ解決していきたいと語られています。
この数年で、日本国内の商社やアパレルメーカーにおいて、3DモデリングをはじめとしたアパレルDX(デジタルトランスフォーメーション)は進化しましたが、実際の生産過程での活用状況は欧米に比べて遅れているようです。3D・CGによるサンプル提案は、実際のサンプルの製作回数を大幅に減らし、企画・生産時間の短縮が期待されますが、実際には、画面上のデータで実物をイメージすることに企業側が慣れておらず、利用者側の3D・CGへの不信感や抵抗が課題となっているようです。
今後もマールトウキョウでは、同社とともに、サステナブルな取り組みを推進していきたいと思います。

株式会社サンウェル
デジタルサンプル例
株式会社サンウェルの商品

  • ティアードスカート
    NEWティアードスカート

  • ロンパース
    NEWロンパース

  • オーバーサイズテーラードジレ(セットアップ対応)
    NEWオーバーサイズテーラードジレ(セットアップ対応)

  • リラックスタックパンツ(セットアップ対応)
    NEWリラックスタックパンツ(セットアップ対応)
株式会社サンウェル
1972年設立
【大阪本社】〒541-0046 大阪市中央区平野町2-1-10
【東京本部】〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-4-16 神宮前M-SQUARE 4F

公式サイト

和興

東京都墨田区
株式会社和興の歴史

株式会社和興は、90年以上にわたり縫製業を営んでおり、脈々と受け継がれる経験と技術を持つ熟練スタッフが多数在籍しております。これまでの多くの国内アパレルブランドの商品を手がけて来たそうです。どんな時代も、自分たちに求められるクオリティを追求し、お客様から安心してお任せいただけるパートナーになりたい。そんな想いを胸に、同社は日々ものづくりに向き合っているそうです。

株式会社和興代表取締役社長 國分博史さん
株式会社和興代表取締役社長 國分博史さん
メイドインジャパンの可能性

和興では、縫製メーカーとして長年培った技術を活かし、自社製品の企画・開発にも取り組んでいます。ファクトリーとしてメイドインジャパンの技術と可能性を発信するため、日々研究を重ねているそうです。現在の若者達が好むファッションの主流として、ファストファッションが挙げられます。そのような若者たちにメイドインジャパンの良さや良い物を長く使用することの魅力を発信したいと言う想いから、本企画であるマールトウキョウとのコラボレーションに取り組んで頂きました。

メイドインジャパンの可能性
サステナブルなものづくり

今回、同社の協力を頂いて作成した商品には、メイドインジャパンの可能性を発信したいという想いと共に、若者たちに対して洋服と環境、そしてサステナブルについて知り、考えるきっかけになって欲しいという想いも込めています。サステナブルなものづくりについて話し合いを行った中で、アパレル業界の大きな課題である生産過程で発生する残布に着目し、それを利用した商品作りをご提案頂きました。これにより、環境にやさしいサステナブルな商品をゼロから企画することができました。そして、高品質の素材を用いて、丁寧に作って頂けました。

サステナブルなものづくり
和興の商品

  • アシンメトリー配⾊ベルトトップス
    NEWアシンメトリー配⾊ベルトトップス
株式会社和興
1956年設立
〒130-0021 東京都墨田区緑2-15-9

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福富

石川県 金沢市
先を見据えて仕掛け続ける。一番手を目指して。
株式会社福富 代表取締役 福富欽也さん
株式会社福富 代表取締役 福富欽也さん
工場との強い信頼関係によって生み出される商品の数々

繊維業が盛んに行われている北陸地方、石川県金沢市に構える株式会社福富。繊維製品の原料となる糸の販売を中心に行っています。現在の代表取締役である福富欽也さんが会社に入社された2000年には糸の販売のみを行なっていましたが、福富さん自身で2002年から製品販売事業部を設立し、マフラーやニット帽子などの糸から作られる雑貨を中心とした製品も展開するようになったそうです。現在では糸の販売が全体の9割、製品販売が1割を占めています。工場側と築かれてきた信頼関係の厚さによって、少ないロットでの生産や短い納期など、他社では難しい要望にも対応できるという強みを活かし、糸の販売やものづくりに取り組まれています。

工場との強い信頼関係によって生み出される商品の数々
日本のものづくりの現状

「日本には多くの技術者がいたにも関わらず、日本の繊維産業の衰退によって技術者が減ってしまった」と福富さんは語られました。技術者の減少により、日本のものづくりは技術の継承がされづらい環境になってしまい、職人のノウハウが少なくなっていると感じているそうです。新たな商品の生産にチャレンジするためにも、若者が繊維に関わり知識や技術の継承を行って欲しいという想いがあります。また、本企画であるマールトウキョウとのコラボレーションは、繊維製品を作ることの楽しさや商品が売れた時の喜びを学生にも体験してもらいたい、若者にもっと繊維と関わって欲しいという想いから協力していただきました。

日本のものづくりの現状
独自のアンテナを張って

今ある流行に乗るのではなく、一番手として“自分で仕掛けよう”という思いを持ち、その面白さを感じながら商品作りをしていると仰っていました。こういったものが流行るのではないかといった、自分なりのアンテナを張り、その分析の結果から糸の取り扱い、及びものづくりを行なっているそうです。例えば、今回カーディガンの素材に使わせていただいている“ボタニカル・ダイ”については、2002年のSDGsという言葉がなかった頃から扱われていたそうです。この素材と出会った際に面白さを感じ、また「いずれサステナブルな素材が注目される時がくるだろう、そのような世の中になって欲しい」という思いから扱い始めたそうです。先を見据えて仕掛けるという思いやこだわりが窺えました。

独自のアンテナを張って
三歩先を見据えた追求

現在SDGsへの取り組みの一環として、破棄にもお金がかかる生産過程で余った糸を生かし、販売できるシステム作りを模索しているそうです。そして「二番手はではなく、一番手でいたい」という思いは、ずっと変わらず持っていると語られていた福富さん。今後についても、失敗を恐れずにいろいろなことを仕掛けていきたいと仰っていました。先見の明はある方だと思うので、自身の持つ“先を見抜く力”や自分を信じて、いつまでもものづくりや商品開発をしながら営業も続けていきたいと語られていました。

福富の商品

  • バックリボンメッシュニット
    NEWバックリボンメッシュニット

  • ボタニカルカラーカーディガン
    ボタニカルカラーカーディガン
株式会社福富
1962年設立
〒920-0973石川県金沢市丸の内5-22

公式オンラインショップ

谷繊維

東京都 江戸川区
糸の紡績から布づくり、縫製、染色までを一貫したこだわりのカットソー
株式会社谷繊維 代表取締役 谷和也さん
株式会社谷繊維 代表取締役 谷和也さん
昔ながらの製法で希少価値を見出す

谷繊維は1945年に創立し、現在従業員は17名。谷繊維ではあえて昔ながらの製法をし、わざと時代と逆に進んで行く。そうすることで「誰もやれない、誰もできない」を実現し、他と差別化を図っているそうです。例えば、生地屋さんに行くと、開かれた反物が棒に巻かれているのが一般的です。これは、生産性の良さの為に切って棒に巻くものが現代の主流になりました。それでもなお、昔ながらの製法を大切にしている谷繊維では、元々の反物の丸の状態をそのまま活かすということを得意とされています。しかし、丸のまま使うと自動裁断ができず、人の手が介入しなければならないので、非常に手間がかかっているそうです。谷繊維で使用し続けている約100年前の旧式の吊り編み機は、現在では世界で3社しか扱っておらず、約50年前の機械でも日本全国でS,M,Lの丸胴が並べられるのは5社もないと伺いました。現在、再び丸胴のニーズが高まり、そこに希少価値があると語られています。

昔ながらの製法で希少価値を見出す
時代に合わせたモノづくり

世の中の環境配慮に対する意識が高まる中で、谷繊維でも様々な取り組みが行われています。谷繊維では毎月800㎏〜1tもの裁断くずが出るそうです。これらの布を回収し、機械にかけて綿状態に戻し、繊維にします。また、一般的な製法と比較し、裁断くずを抑えられる吊り編み機も谷繊維の強みです。通常の裁断方法では布の約30〜35%を廃棄しているのに対し、この機械を使用する際は、生地幅に対して、どのように型紙を置くか考えるため、裁断くずを約10%にまで抑えることが出来るそうです。「せっかく良い糸や環境に配慮した糸を作っても、結局捨てられてしまったら意味がない。古くから親しまれている丸胴のスタイルをまたこの時代にリリースしていきたい」と谷さんは語られます。

時代に合わせたモノづくり
「着てくれればわかる」そんな想いで作っています。

一着の服から会話や出会いが広がる体験をした谷さんは、製品の良さは製品が謳ってくれていると述べられています。ある人が着ていた谷繊維の服。「良いの着てるね。これどこの?」そんな会話から広がった新たな出会い。製品が謳う品質。会話になる。そういったところに響くような、選ばれる商品を作りたいという強い想いが伺えました。また、コロナ禍において、工場を多くの人に知ってもらうきっかけを作るべく、SNSへの挑戦を始めたそうです。「マスクがない」そんな人々に寄り添うため、マスクの製造に取り組み、作ったマスクはSNSを通して、プレゼント企画として提供されました。SNSといった新たな取り組みで、出会ったことのない人と繋がるきっかけを作り、逆風も追い風にしているそんな様子が伺えました。

「着てくれればわかる」そんな想いで作っています。
Tシャツなら谷繊維といってもらえる未来を目指して。

東京において、「Tシャツ、スウェットを作る一番の工場であるべきだと考えている」と谷さんは語られます。生産数、ラインナップ、素材の良さ、縫製技術の高さ等、多面的に都内一番を目指してきましたが、最近では、そのように周囲が語ってくれることも増えたそうです。工賃のかかる東京で、なぜ続けられているのか。その秘訣はモノづくりへのこだわりにありました。技術と材料の合わせ技。それが谷繊維のこだわりです。魅力あふれる生地を確保し、35〜40年使い続けているものもあると言います。インタビューの最後、谷さんは今後の夢を語ってくださいました。「どんなに待ってもいいから谷繊維にお願いしたい。」そう思ってもらうこと。現在は半年先まで予約が埋まっているそうです。目指すは数年待ちの縫製工場。Tシャツなら谷繊維といってもらえる未来を目指して日々邁進されています。

Tシャツなら谷繊維といってもらえる未来を目指して。
谷繊維の商品

  • ショートイヤードTシャツ
    ショートイヤードTシャツ

  • オーガニックコットンTシャツ
    オーガニックコットンTシャツ

  • ベーシックボートネックTシャツ
    ベーシックボートネックTシャツ

  • シンプルコットンTシャツ
    シンプルコットンTシャツ

  • パステルレタリングTシャツ
    パステルレタリングTシャツ
株式会社谷繊維
1945年設立
〒132-0021東京都江戸川区中央3-7-2

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フューチャーブランド

東京都 江戸川区
磨き抜かれた光り輝く技能の「宝」、ここにあります。
株式会社フューチャーブランド 代表取締役社長 加賀昭典さん(左)と同社の皆さん
株式会社フューチャーブランド 代表取締役社長 加賀昭典さん(左)と同社の皆さん
「宝」の技能

フューチャーブランドには、無くてはならない「宝」の技能が集積しています。それでは、その「宝」の技能とは一体何なのでしょうか。
その問いに対して、加賀社長は、70代のスタッフ4名の技能であると語られました。
10代の頃から縫製を始め、なんと50年以上という長いキャリアを持たれる方々がいらっしゃいます。
大量生産や機械化される現状の中、このような長年のノウハウが今もなお「ものづくり」を支えているのです。一つの分野に絞って縫製される工場が普通であった中で、フューチャーブランドはカットソーや布帛などに対応できる様々な専門技術を有し、縫製工場の新たな「普通」という価値観を創り出しました。その根底には唯一無二の宝である長年の技能が輝き続けているのです。この他にはない巧の技能を駆使したものづくりがここ、東京のフューチャーブランドから生まれています。

「宝」の技能
服作りを通して見いだされる最高のおもてなしを目指して

企画・製造・販売を行うフューチャーブランドは、2006年に設立され、現在11名の社員がいらっしゃいます。会社を設立した貴重な経緯についてお伺いしました。
加賀社長のご両親は縫製加工業を営まれていましたが、加賀社長の幼い頃、入学式などに着ていく服をご両親が作ってくださり、そのできあがった服を着ることに誇らしさを感じたと語られました。ご両親の会社で縫製加工の仕事をしていたある日、これまでの技能を活かした縫製加工以外の新規事業のお仕事の話を受けたことが現在の会社の設立の契機となったのです。縫製加工だけでは得られない充実感を得て、「企画・製造・販売をもっと広めていきたい」と、実感したそうです。「どんな状況でも全ては良い方向に向いている。服を作ることが人に対しての最高のおもてなしである。」この考え方を常に大事にし、お客様の欲しいものを形にして届けています。服作りで周りの人を幸せにする、そんな想いが会社と社員の核となっているのです。

服作りを通して見いだされる最高のおもてなしを目指して
ものづくりの根底にある人作り

「ものづくりをするにはやはり人」

ものづくりで1番大切にされていることは、どういうものをどういう風に作りたいかというしっかりとした考え方を持つこと、そして社員の方々と共有していくことだと伺いました。その中で、社員の方々と意識の共有をするために、朝のミーティングや様々な仕事・会話を通してコミュニケーションを図られているそうです。チームワークを大切にされていることが伝わってきました。また、縫製だけでなく色んな技術や知識のバランスによって正しい方向に進むという考えの基、社内では研修会が開かれています。仕事を通して日々人が成長することが面白さであり楽しみである。人が育てば創り出すものは更に良い物になる。と語られた加賀社長。そんな会社の雰囲気からも、ものづくりと人づくりを発展させていくことがどれだけ重要であり、強い繋がりを意味するのかを理解することができます。

ものづくりの根底にある人作り
コロナ禍での新たな挑戦と目指す目標

コロナ禍における取り組みについても伺いました。持っていたナース服の抗菌の生地でマスクを作り、ノベルティとして配る活動を現在も継続されていること、オンラインでできる仕事を増やしていることがコロナ禍での新たな挑戦として挙がりました。どんな状況でも全ては良い方向に向いていくという加賀社長の考え方によって、どんな場面でもできることを追求されているのです。
今後の目標としては、これまで取り組んできた舞台衣装やステージ衣装の制作など、専門分野に関わるスペシャリストを育む必要性を示唆されていました。人づくりへの熱い思いが伺えます。
さらには、ダイレクトにその形をご要望いただいた人に提供できる強みを、SNSで広めていくことや、若い方と交流をすることで若者層へのお手伝いになれればと語られていました。服に興味のある人たちと服作りで接点をもつことは、考え方に触れるチャンスでもあり財産にもなると語る加賀社長。私たちマールトウキョウの企画へのご協力だけでなく、高校生との企画にも取り組まれているそうです。高校生にとっても、長年のノウハウと関わることができる貴重な機会であります。
ものづくりを通した未だに成長することを止めない高い向上心によって、世の中に必要な価値の高いモノコトを日々創りだされています。

コロナ禍での新たな挑戦と目指す目標
フューチャーブランドの商品

  • パステルセミフレアパンツ
    パステルセミフレアパンツ

  • バイカラーマルチトートバック
    バイカラーマルチトートバック
株式会社フューチャーブランド
2006年設立
〒132-0032東京都江戸川区西小松川町2-5

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